渡れない天の川(中)(類×つくし)つくしがいなくなった 七夕の日にお互い初めて確かめ合った愛 俺は幸せな眠りについた そして、朝目覚めると いるはずのつくしの姿が無い 慌てて部屋の中を探すと ベッドの枕元に短冊が一枚置いてあった ふと短冊を見るとそこには 「私と類の間には渡れない天の川が流れてる いくら泳いでも泳いでも類の所へたどり着けない 深くて大きな天の川・・・ 今までありがとう 幸せな時間をくれてありがとう でも・・・・さよなら」 俺はすぐつくしの家へと向かった 息を切らしつくしの部屋のドアを開ける ・・・そこには、がらんとした空間が広がっているだけだった ------------------------------------------- あれからずっとつくしの居場所を探し続けた 司にもあれから会った その時の司の言葉 「お前も俺と同じように牧野を傷つけちまったんだな・・・」 司は何か知ってるようだったが何も教えてはくれなかった 俺は司のその言葉が気になり、すぐさま父親の元を訪れた 俺の見たことも無いような激昂に父親は驚いたのか 全てを白状した 「一生愛人」「認知しない」「中絶させる」 まるでナイフのような台詞をこの人はつくしに言ったのか 俺はあまりのショックで動くことが出来なかった もう彼女はいないのだからと 平然と見合い写真を見せる父親 俺はあまりの怒りに手が震えた そして見合い写真を叩きつけると その写真を足で踏みつけた それから・・・ 俺は『花沢』の名を捨て、姿を消した ------------------------------------------------------ あれから何回七夕の夜を過ごしただろうか 俺は今、小さな会社を経営している 飛び出したときに持っていたわずかな所持金 親の金は使いたくなかったからカードは全てハサミで切って捨てた 俺が好きだったバイオリン・・・ 俺は他人に媚を売ったりするのは大嫌いで 香水をプンプン撒き散らして近づいてくる女達 吐き気がしそうだったけど、将来のためと我慢した そして、数多くクラブで弾いてお金を得た そして貯めた金で・・俺は小さいけど自分の会社を興した 全てはいつか見つけ出すつくしと歩む人生の為に・・・ -----つくし------- あれから何回七夕の夜を過ごしたのかな・・・ 私は夜空に見える満天の星を見つめる 類の父親に言われてから呆然としていた私に一本の電話 久しぶりに聞いた声・・・アイツ道明寺の声だった 私の声に何かを察したのかいつになく優しく事情を聞いてきた道明寺 あの時とは比べ物にならないくらい大人になったんだね・・・ 思わず泣きながら、さっきの類の父親の話をしてしまった それから・・・ 道明寺はすぐ色々手配をしてくれた・・ 全ては傷ついた私の心が癒えるようにするために のどかな場所へ引越しし、生活できるように仕事先まで探してくれた 「道明寺・・・どうしてここまでしてくれるの?」 私は道明寺に聞いた。だって・・・理由が浮かばなかったから・・・ 「まぁ・・俺の時もお前こうだったのかと思ったらよ・・・ あの時類がお前を癒してくれたんだよな・・・。今度は俺の番だ。 俺はお前の傍にいることは出来ないけど、これくらいのことはさせてくれよな・・」 そして七夕の日類との最後の夜を過ごした・・・ 次の朝・・・私は外に待っていた車に乗り込み、類の前から姿を消した ★美容・コスメ・香水★ スキンケア メイクアップ メイク雑貨・小物 香水・フレグランス ボディケア ネイル ヘアケア 美容ダイエット・脱毛・矯正 美容ドリンク・サプリメント その他 ★ドリンク・お酒★ ワイン 洋酒 ビール・地ビール 日本酒 焼酎 水・ミネラルウォーター ソフトドリンク コーヒー・ココア 紅茶 日本茶 中国茶 ハーブティ その他ドリンク ★インテリア・寝具★ 収納家具 ソファ ソファベッド ベッド関連 寝具 テーブル イス ダイニングセット デスク ライト・照明 カーペット カーテン・ブラインド インテリア・ファブリック インテリア小物・置物 子供部屋 オフィス家具 その他(洋家具) その他(和家具) その他 ★食品・スイーツ★ 水産物・水産加工品 肉・肉加工品 フルーツ・果物 野菜 惣菜・食材 キムチ・漬物・梅干 チーズ・乳製品 卵 麺類 洋菓子・和菓子 米・雑穀・シリアル パン・ジャム 調味料 その他(食品) ★キッチン・日用品雑貨・文具★ 和食器 洋食器 子供向け食器 調理器具 容器・ストッカー・調味用容器 キッチン雑貨・お弁当箱・小物・消耗用品 日用品・生活雑貨 文具 印鑑・はんこ ヒーリング・リラクゼーション 日曜大工・作業用品 業務用品・サービス ★ダイエット・健康・介護★ ダイエット 健康食品 健康用品 コンタクト・コンタクト用品 医薬品 福祉・介護 その他 |